「伸ばしてほしいのは出玉であって、隣の席への足じゃない」 店の問題か、人の問題か
一行で全部を言い切った投稿がありました。
「伸ばしてほしいのは出玉であって、隣の席への足じゃない」
添えられていたのは、来店演者が隣の席に足を伸ばし、一般客が座れなくなっている映像です。
いいね764、リプライ283、表示約90.5万。 かなりの規模で議論が起きました。
リプ欄は「店が悪い」に傾いた
集まった反応を見ると、矛先が演者個人より、店に向かっているのが特徴的でした。
- 「この演者を呼んだ店側が問題だと思う」
- 「座ろうと思っても、物理的に無理なのでは」
- 「一般客のこれも勘弁してほしい。打ちたくても逆ギレが怖くて座れない」
1つ目、「呼んだ店が悪い」。気持ちは分かります。
ただ、私はこれには同意しません。
これは、店の問題ではなく人の問題
考えてみてください。
店が演者を呼ぶとき、事前にこう確認するでしょうか。
「当日は、隣の席に足を伸ばさないでくださいね」
しません。 確認するまでもないからです。
| 事前に確認しないこと | 理由 |
|---|---|
| 隣の席に足を伸ばさない | 常識の範囲だから |
| 台を叩かない | 常識の範囲だから |
| 吸い殻を下皿に捨てない | 常識の範囲だから |
| 他の客の席を塞がない | 常識の範囲だから |
そもそも、そういうことをする人が来るとは想定していません。 当然です。
呼ぶ側に予見できるのは、せいぜい知名度や集客力、実戦の上手さくらい。座り方まで事前に審査するのは、現実的に無理があります。
先日の吸い殻の話と、同じ構造
先日、加熱式たばこの吸い殻を下皿に捨てる客について書きました。
あのとき、「セルフ式の灰皿だから捨ててしまう」という店の設備を問う声もありました。それに対して私は、こう書きました。
「無いなら、どこかにある。取ってくればいい。設備が不便だから下皿に捨ててもいい、という理屈は成立しない」
今回も同じです。
店が呼んだから足を伸ばしていい、という理屈は成立しません。 足を引っ込めればいいだけです。
むしろ、演者だからこそ問題が大きい
ここは少し踏み込みます。
演者は、店に呼ばれて来ている立場です。つまり、その日の店の顔として座っている。
| 立場 | 一般客 | 来店演者 |
|---|---|---|
| 来店の理由 | 自分の意思 | 店から報酬を受けて |
| 周囲からの視線 | 特にない | 注目されている |
| 撮影される可能性 | 低い | 高い |
| 振る舞いの影響 | 本人のみ | 店の評判に直結する |
集客のために呼んだ人が、一般客の席を塞いでいる。 投稿者が「本末転倒」と書いたのは、まさにこの点です。
店にとっても、これは完全な迷惑行為です。ギャラを払って、評判を落とされている。
演者を取り巻く環境も、関係しているかもしれない
先日、演者の淘汰について書きました。演者の数が増えすぎ、発注元のホールは10年で半減している、という話です。
そのとき紹介したのが、ギャラの相場でした。最低クラスで5万円、そしてギャラには実戦費用が含まれているケースがほとんど。
一日中座って打つ仕事で、疲れるのは分かります。 長時間の実戦で姿勢が崩れるのも、理解はできる。
ただ、それは隣の席を塞いでいい理由にはなりません。 疲れているのは、一般客も同じです。
では、店に責任はまったくないのか
公平に書きます。店の責任がゼロだとは思いません。
ただし、それは「呼んだこと」の責任ではないと考えます。
| 責任の種類 | 問えるか |
|---|---|
| 事前の予見(呼んだこと) | 難しい。常識の範囲を確認する必要はない |
| 事後の対応(見つけて注意すること) | 問える。店内の秩序は店が守るべきもの |
問題が起きたときに、それを放置したかどうか。 店の責任は、ここにあると思います。
先日、ホールのマナー違反について書いたときに、「セルフ化で店員の数が減り、気づく機会そのものが構造的に減っている」と書きました。そして「客の立場から注意するのは現実的にかなりしんどい」とも。
今回も、一般客が「足をどけてください」と言えたかというと、かなり難しいでしょう。相手は注目されている演者で、周りにはファンもいる。
だからこそ、店員が気づいて対応する必要がある。 ここは店の仕事です。
そして、一般客も同罪
リプ欄の3つ目の反応。これも見逃せません。
「一般客のこれも勘弁してほしい。打ちたくても逆ギレが怖くて座れない」
演者だけの問題ではないということです。
荷物で隣を塞ぐ。足を伸ばす。上着を置いて席を確保する。一般客でも、普通に見かけます。
先日、負けて絶叫する人の記事で書きました。「注意した側が損をする」構造です。
| 結果 | |
|---|---|
| 注意した | 逆ギレされるリスク |
| 注意しなかった | 座れない |
どちらを選んでも損をする。 だから多くの人は、黙って別の台を探します。
そしてその積み重ねで、席を塞ぐ人は「塞いでも何も言われない」と学習します。
ユーザーの反応
この投稿への反応を要約して紹介します。
- 「集客のために呼んだ人が客の邪魔をしているのは、本末転倒だ」という指摘(投稿に同意する反応要約)
- 「こういう演者を呼んだ店側に問題がある」という指摘(店の責任を問う反応要約)
- 「隣に座ろうとしても、物理的に無理な状態だ」という声(状況を確認する反応要約)
- 「一般客にも同じことをする人がいて、逆ギレが怖くて座れない」という指摘(一般客も同罪とする反応要約)
- 「演者か一般客かに関係なく、単純にマナーの問題だ」という声(本質を突く反応要約)
5つ目。これが結論だと思います。
まとめ
「伸ばしてほしいのは出玉であって、隣の席への足じゃない」。見事な一行でした。
リプ欄は「呼んだ店が悪い」に傾きましたが、私はそう思いません。店は「足を伸ばさないでください」と事前に確認しないし、そんな人が来るとも想定しない。 これは呼ぶ側の問題ではなく、その人の問題です。
店に責任があるとすれば、見つけたときに対応しなかったこと。事後の話です。
そして演者であれ一般客であれ、やっていることは同じです。 隣の席は、隣の人のもの。
先日の記事で、「ホールでは、その人の丁寧さが驚くほど正確に出る」と書きました。座り方ひとつで、その人がどういう人かは、周りに全部伝わっています。
足は、自分の席の範囲に。それだけのことです。
※本記事は2026年9月29日時点の情報に基づきます。投稿の内容および反応はSNS上の投稿を要約したもので、原文の引用ではありません。
パチンコ・パチスロは18歳になってから。適度に楽しむ遊びです。のめり込みに注意しましょう。
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