公開日:2026年9月26日
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加熱式の吸い殻を下皿に捨てる人たち 灰皿はある、取りに行けばいいだけ

先月、「顔面偏差値が下皿で急落する」という記事を書きました。隣の美形が下皿にアイコスの吸い殻を入れた瞬間、印象が崩壊したという投稿です。

今回は、同じ問題を店員側から見た声です。

「理解できない」と嘆く店員

ホール店員の立場から、こんな投稿が上がっていました。

加熱式たばこの吸い殻を、灰皿を使わずに下皿や台の横に直接捨てていく客が理解できない——という趣旨です。

まとめ系サイトでも取り上げられ、「分かる」という声が多く集まっています。

正直に言うと、私も同じ感想です。 理解できない。というより、理解できない人がいることが理解できない。

特に多いのが「セルフ灰皿」の店

この問題、どこの店でも同じように起きるわけではありません。

私の実感として多いのは、灰皿置き場から客が自分で灰皿を持ってくるタイプの店です。

店のタイプ直接捨ての発生
各台に灰皿が備え付け比較的少ない
セルフで灰皿を取りに行く目立つ

理由は単純で、席に座った時点で灰皿がないからです。

  • 座る
  • 吸い始める
  • 吸い終わる
  • 手元に灰皿がない
  • 下皿に置く

この流れで、取りに行くという選択肢が抜け落ちる。

でも、灰皿はある

ここが一番言いたいことです。

無いなら、どこかにある。取ってくればいい。

セルフ式の店は、灰皿を置いていないわけではありません。 置き場があって、自由に取れるようになっている。数十秒歩けば済む話です。

それを省いて下皿に捨てる。次に座る人が触る場所に。

なぜ加熱式だと雑に扱われるのか

紙巻きたばこの吸い殻を下皿に捨てる人は、さすがに少ないはずです。火がついているかもしれないものを、プラスチックの下皿に入れる人はいない。

ところが加熱式だと、これが平気で起きる。理由を考えてみます。

加熱式の特徴生まれる錯覚
火を使わない危ないものではない
灰が出ない汚していない
においが少ない(と本人は感じる)迷惑をかけていない
見た目が小さいゴミという感覚が薄い

「火も灰も出ないから、たばこのゴミではない」という感覚になっているのだと思います。

実際、火災リスクは低い

公平に書くと、火が出にくいのは事実です。

検証記事では、アイコス、プルームテックは、いずれも火が出る現象は見られなかったという実験結果が紹介されています。

ただ、火が出ないことと、そこに捨てていいことは別の話です。

メーカー自身がこう言っている

ここで、興味深い証言を紹介します。

加熱式たばこの吸い殻の処理について、メーカーの担当者が取材に答えた記事があります。

火も使わないため最終的には可燃ゴミ。ゴミ箱があればそこに捨てていただいても構いませんが、加熱式とはいえ"たばこ製品"ですので、基本的には灰皿に捨てていただくのが良かったのかなと思います。今回のケースは店内でガムを噛んでそのままティッシュの上に置いて帰るのと同じこと。マナーという意味では、周囲の方への気遣いなど、お客さん自身の配慮が欠けていたのでは?という声が社内から出ました。

「ガムを噛んで、そのままティッシュの上に置いて帰るのと同じ」。

作っている会社が、ここまではっきり言っている。 これ以上の説明は要らないと思います。

ちなみに、ただの紙ゴミでもない

もう一点。吸い殻の中身についてです。

一部の加熱式たばこについて、吸い殻の中には、たばこ葉以外にも内部から加熱するために必要な金属片が入っていて、この金属片はステンレスとニッケル合金でできているとされています。

金属片入りのゴミが、玉やメダルを受ける場所に入っている。 下皿という場所の用途を考えると、なかなか問題があります。

普及したからこそ、増えた問題

これは構造的な話でもあります。

先月、加熱式たばこプレイエリアの導入率が40%を超えたという記事を書きました。

時点導入率
2025年4月末30.8%
2026年2月末36.7%
2026年8月40%超

席で吸える店が増えた。だから、席で捨てる人も増えた。

喫煙所まで行く必要がなくなった分、灰皿との距離も遠くなった——という皮肉な構図です。

あの記事では、離席しないで済むことは稼働に直結すると書きました。店側にとってのメリットです。ただ、その裏で清掃の負担は増えています。

店員側の負担

ここは、打ち手があまり意識しない部分だと思います。

以前、ホールのトイレがなぜ綺麗なのかという記事で、30分〜1時間に一度チェックが入る店も珍しくないと書きました。

島の清掃も同じです。誰かが捨てた吸い殻は、誰かが拾っています。

そして以前、セルフ化で店員の数が減っているという話も書きました。巡回できる人数は限られている。 その中で、本来しなくていい清掃が発生している。

「店員がやるから別にいいでしょ」という発想は、単純に店員の仕事を増やしているだけです。

ユーザーの反応

この話題への反応を要約して紹介します。

  • 「灰皿を取りに行くだけのことが、なぜできないのか分からない」という声(店員側に共感する反応要約)
  • 「次にその台に座る人のことを考えないのか」という指摘(後続客の視点の反応要約)
  • 「加熱式だから汚していないと思っている人が多いのでは」という指摘(錯覚を挙げる反応要約)
  • 「灰皿を各台に置かない店側にも問題があるのでは」という指摘(店の設備を問う反応要約)
  • 「店員の愚痴を公開するのはどうなのか」という指摘(投稿の仕方を問う反応要約)

4つ目。これは公平に扱っておくべき論点です。

店側の設備の問題は、あるのか

たしかに、各台に灰皿を備え付ければ、この問題はかなり減るでしょう。

ただ、セルフ式にしているのには理由があるはずです。灰皿の管理コスト、清掃の効率、非喫煙者への配慮。店の事情で決まっている運用です。

そして何より、「取りに行けば済む」という事実は変わりません。 設備が不便だから下皿に捨ててもいい、という理屈は成立しない。

「無いなら取ってくる」。 それだけです。

まとめ

加熱式の吸い殻を、下皿や台の横に直接捨てる。火も灰も出ないから、たばこのゴミではないような気がしてしまう——おそらく、そういう錯覚です。

ただ、作っているメーカー自身が「ガムをティッシュの上に置いて帰るのと同じ」と言っています。 錯覚は、錯覚でしかありません。

先月の記事では、「吸い殻を灰皿に捨てる。それだけで顔面偏差値が保たれます」と書きました。

今回付け加えるなら、こうです。灰皿が手元になければ、取りに行く。それだけで店員の仕事が一つ減り、次に座る人が不快な思いをせずに済みます。

数十秒歩くだけのことです。そんなに難しい話ではないはずです。


※本記事は2026年9月26日時点の情報に基づきます。投稿の内容および反応はSNS上の投稿を要約したもので、原文の引用ではありません。

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