公開日:2026年8月8日
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ガリぞう「遺書#2」でAI活用術を公開 全台系を一瞬で見抜く発想とは

パチスロ攻略の世界で「ぶどう逆算」という言葉を聞いたことがある人なら、この名前は避けて通れません。そのガリぞう氏が、「遺書」と銘打った連載でAI活用術を公開しました

コラム「遺書#2」でAIによる全台系判別を解説

更新されたのは連載の第2回。内容は、AIにシマ合算の集計やぶどうシミュレーションを覚えさせ、全台系を高精度かつ一瞬で見抜くというものです。

投稿には「引退する最後までパチスロ攻略ライターでありたい」という趣旨の一文が添えられていました。連載タイトルが「遺書」である理由が、そのまま説明されている格好です。

そもそもガリぞう氏とは

若い読者向けに整理しておきます。スロット専業歴は1996年2月から、パチスロライターとしての活動は1999年12月から。北海道在住で、漫画『プロスロ』シリーズの原作者としても知られています。

そして最大の功績がぶどう逆算です。小役で設定差があるのがブドウであるなら、何とかして逆算で求められるのではないか——という発想から、公式非公表のブドウ確率を算出する手法を確立しました。夕方からの実戦で、前任者が残した限られたデータから設定を推測するための道具です。

ジャグラーシリーズは小役構成がシンプルで、ベルやピエロは約1/1000と重いため誤差として扱える。非重複チェリーの設定差も非常に小さく同様に誤差とみなせる。この構造が逆算を成立させました。

当サイトに設置しているマイジャグラー5用の「ぶどう逆算ツール」も、元をたどればこの発想に行き着きます。

「全台系を見抜く」とは何をすることなのか

初心者の方向けに、前提を説明します。

全台系とは

ホールがイベント的に、特定の機種やシマの全台に高設定を投入する使い方のことです。1台だけを狙うより判断材料が多く、当たれば取りこぼしが少ない。だから多くの打ち手が「今日はどこが全台系か」を探します。

従来は「シマ全体を人力で集計」していた

ガリぞう氏の分析手法は、もともとマクロな視点を持っていました。ホールの癖の事前把握、機種ごとの合算データの比較、シマ全体のブドウ逆算値の算出。これらを統合することで、自分の台の挙動が悪くても「島全体が良いので高設定の確率が高い」と判断して続行する合理性を担保する、という考え方です。

ただし、これを人力でやるのは相当な手間です。データランプを1台ずつ見て、回転数とボーナス回数を控えて、逆算式に当てはめて、シマ全体で合算する。開店直後の慌ただしい時間に、これを正確にこなせる人は限られます。

そこにAIを噛ませる

今回の提案は、この集計工程をAIに肩代わりさせるというものです。

工程従来AI活用時
データ収集目視・メモ目視(ここは人間の仕事)
逆算・集計電卓・Excel・手計算AIに手順を覚えさせて一括処理
判断集計後に自分で解釈集計結果を見て自分で解釈

ポイントは、AIが担うのは真ん中だけという点です。何を見るか、結果をどう読むかは人間側に残ります。ここを取り違えると、この手法は機能しません。

ユーザーの反応

この更新への反応を要約して紹介します。

  • 「無料でここまでのノウハウを出してくれるのはありがたい。早速応用してみたい」という声(実践派の反応要約)
  • 「長年蓄積してきた手法を、引退前に形にして残そうという姿勢に感銘を受けた」という声(活動を評価する反応要約)
  • 「打ち手がAIを使うなら、ホール側も当然使っていると考えるべきでは」という指摘(構図の変化を指摘する反応要約)
  • 「集計が速くなっても、そもそも高設定が入っていなければ意味がない」という指摘(前提を問う反応要約)
  • 「AIの出力を鵜呑みにして判断を誤る人が増えそうで心配だ」という指摘(懸念の反応要約)

3つ目、これは鋭い問いです。

「ホールもAIを使う」という指摘について

実際、ホール側はもともと打ち手より圧倒的に多くのデータを持っています。全台の稼働、時間帯別の推移、客の滞在パターン。これらは店の管理システムに最初から蓄積されている情報です。

つまり情報量の非対称は、AI以前から存在していました。今回の話は「打ち手がようやく集計コストを下げられるようになった」という話であって、逆転が起きるわけではありません。

ただし、意味はあります。これまで一部の人しかできなかったマクロ分析が、手順さえ覚えれば実行可能になった。参入障壁が下がったという点で、これは十分に大きな変化です。

真似する前に押さえておくこと

実際にやってみようという人向けに、注意点を整理します。

注意点理由
入力データの質が全て読み取りを間違えれば、AIは間違った前提で完璧な計算を返す。誤りに気づけない
AIは平気で数字を間違える計算過程の検算は必須。特に確率計算は桁を間違えても自然な文章で返ってくる
逆算値は推定であって実測ではない元の手法自体、他の小役を誤差とみなす前提の上に成り立っている
店内での操作はマナーを守る他人の台のデータランプを長時間覗き込む行為はトラブルの元

とくに1つ目。AIは「入力が正しければ速い」だけです。データランプの読み取りという最も泥臭い部分は、依然として人間がやります。ここを面倒くさがる人が使っても、精度は上がりません。

ちなみに、本人もAIを万能視していない

興味深いのは、ガリぞう氏自身がAIとの距離感について書き残していることです。連載コラムには「AIにいくらやめ時ではないと言われても、酒が呑みたくなればそれはやめ時だと思う」という趣旨の一節が残っています。

計算はAIに任せる。ただし最後に決めるのは自分。この線引きが、今回の提案の背景にある姿勢だと思います。

まとめ

1996年から専業として打ち続け、公式が出さない数値を自力で逆算し、その手法を公開してきた人が、引退を見据えて次に残そうとしているのがAI活用術。この流れ自体が、パチスロ攻略の30年史をそのまま圧縮したような話です。

電卓がExcelになり、ExcelがAIになった。それでもデータランプを見て数字を控えるという最初の一歩は、30年前から変わっていません

ツールが変わっても、面倒なことをやる人が勝つ。その構図だけは、たぶんこの先も変わらないのだと思います。


※本記事は2026年8月8日時点の公開情報に基づきます。経歴・活動歴はガリぞう氏のX公式プロフィール、ぶどう逆算の成立背景はパチンコタイムズの解説記事(2026年3月)、分析手法の構成はP-CREATORSの分析ページ、コラム内のAIに関する記述はパチマガスロマガのコラム一覧(2026年7月3日付)を参照しています。「遺書#2」の具体的な手順については、必ず本人の原文をご確認ください。ユーザーの反応はSNS上の投稿を要約したもので、原文の引用ではありません。

パチンコ・パチスロは18歳になってから。適度に楽しむ遊びです。のめり込みに注意しましょう。

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